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温故知新

長かった連休も明け、いよいよ新時代が幕開けしました。
文明の発達は目まぐるしく、そのスピードに日々翻弄されてしまいます・・・。
しかし、ふと立ち止まり「子どもの目線」で考えてみると、そこには時代の変化に決して流されることのない伝統的な「遊び」の存在に気づくことが出来ます。
その代表的なものが「泥だんご作り」です。
必要な物は「土」と、「丸く作りたい」という強い思いだけ。
クラス別に見ていくと、泥だんご作りを通して色々なことが見えてきます・・・。

まず3歳児ひばり組の辺りでは、指先等の末端の運動機能の未熟さや、力の入れ具合のコントロールが難しく、だんごを形作る事が出来ずに、何度も失敗を繰り返し「挫折」を経験します。そこであきらめる子、悔しくてもう一度作る子、誰かに作ってもらう子等、その後の行動は様々です。

それが4歳児かもめ組の辺りになると、多方面での運動機能の発達により、思い通りのだんごを作り上げることが出来、大きな「達成感」を味わうことが出来ます。

5歳児はと組の辺りになれば、「誰よりも上手に作りたい」「もっときれいに作りたい」という「向上心」が芽生え、それぞれに工夫が見られるようになってきます。

ついつい「変化」や「新しい事」に目を奪われがちですが、何年たっても変わることのない、子どもたちが「本気で遊ぶ姿」を見ていると、また違った発見に出会えるかもしれませんね・・・。

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