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これであなたも虫博士??

長かった梅雨もすっかり明け季節は夏本番!
世の中がどれだけ変化しても、例年の夏と何も変わらず今日もセミは大合唱をしています。
夏と言えば様々な遊びがありますが、中でも子ども達に大人気なのが「虫探し」です!
見つけた時のあの嬉しそうな表情は何とも言えないです!
でも、大人はそうはいかないですよね・・・。
特に虫が苦手な方からすると、「つかまえて~」「見てみて~」は恐怖でしかないと思います。

そこで今回は、子どもたちに大人気の身近な夏の虫たちにスポットを当て、その生態や特徴に迫ってみたいと思います!
これを見れば実際に苦手な虫に直接触れることなく子ども達の興味関心に応えてあげられるはずです!!


まずは冒頭にも出てきた「セミ」。
街中や公園など至るところに生息する夏の虫の代表です。
よく目にするのは緑がかった羽根の「クマゼミ(写真右)」と茶色い羽根の「アブラゼミ(写真)」です。クマゼミは日本に生息するセミの中でも特に大型の種類です。どちらのセミも鳴くのはオスのみで、オスには腹部に橙色の腹弁があるので簡単に見分けがつきます。
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次は草むらに入ると必ず遭遇する「バッタ」。
ひとくちにバッタと言ってもその種類はとても多いのですが、貝塚近辺で主に見られるのは細長い顔が特徴的な「ショウリョウバッタ」や「オンブバッタ」と対照的に扁平的な顔の「クルマバッタ」や「ツチイナゴ」などです。基本的にメスのほうがオスよりも大きいとされています。
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次は大きな鎌がかっこいい「カマキリ」。
カマキリもバッタと一緒で基本的にメスのほうがオスよりも大きいとされています。天敵の鳥などに見つかりにくいように茶色や緑色など、生息する環境に生える草の色に合わせた体色をしており、これを「擬態」と言います。捕まえる時は胸の後ろをつまんで持つのがポイントです!
ファイル 513-3.jpg

最後は身近に潜む危険生物を紹介します!!
数年前から国内でも頻繁に目撃されるようになった「セアカゴケグモ」です。実際に園の駐車場の側溝裏などで何度も発見されており、その特徴は何といっても腹部の体色で、黒色に赤いラインが入っています。臆病な性格で自ら噛みつくようなことはありませんが、気づかずに触れないように注意が必要です。子ども達ではクモの識別が難しい為、園としてはクモ全般には触れない様にルールを決めています。
 意外とどこにでもいるのでお気を付け下さい!
ファイル 513-4.jpg

今回は夏の代表的な生き物の中から、普段目にしやすい昆虫を紹介しました。
今まで虫が苦手だった方も、これをきっかけに子どもの目線で観察してみるのも新たな発見があるかもしれませんね。これから暑い日が続きますが、夏にしか味わうことが出来ない体験をぜひ子ども達とお楽しみください!!